『ムスカリとその処刑』/きいち様 シナリオ感想



・日頃から槍を使う

・悪役宿所属

・「心の闇:せいぎのみかた」持ち

 

 という、『鷲』を担うのにあまりに相応しすぎるPCでプレイしたので最初から最後まで没入感120%でありました。NPCのお二人は以前からキャラクター紹介を拝見していて「アッ推せる」と思っていましたが、今回のシナリオで推し度メーターが一気に爆上がりしました。天使の如く純粋無垢であり且つ人間味にも溢れるパメラさん、波瀾万丈なバックボーンを抱えつつもそれをしっかり受け止め前を向いていけるロウさん……魔窟時代のお二人の話もあればぜひぜひ拝見したいです……!

 ここ3ヶ月ほど卒業論文のためにその手の資料を読みまくっていたこともあり、「処刑」という言葉には何かと感じるものが多かったです。この処刑は誰の意志か。予防か、報復か、それとも救済か。長い長い戦いの果てに、1人の生命が消え去った瞬間、ロウさん、パメラさん、島の人々は何を思ったのでしょうか。これが本当に正義だったのか否かの判定は、彼らの行く末に託すことしかできないのだろうなと思います。ムスカリに込められた明るい花言葉が、これからのクーリヤ島で現実になると良いなあ……