〇第2回「仮面の鑑定」〔結び〕シナリオ感想まとめ


 個人発CardWirth企画「仮面の鑑定」(第2回)にて公開されたシナリオの感想をまとめたページです。

 ネタバレ等一切考慮していませんので未プレイの方はお気を付けください。


〇結び〔2〕/ 月森様

 無邪気に嗤う小悪魔と、いろいろ言いつつも気に掛けてくれる相方さん……小悪魔PCの情緒不安定さがなんともステキです。いつか世界に喰われることだろうことを悟りながら、飄々と嗤うその笑みの裏には何を持っているのか、いろいろ想像したくなります。

 相方さんの方はとにかくイケメン。いろいろと小言を言いつつも小悪魔PCのことを優しく見守ってくれているような感じがひたすらイケメンで最高です。放っておくといつかいなくなってしまいそうな小悪魔PCをこの世に留められる、まさに結び目となる人物だなと思います。相方さんどこまでも付いていってやって下さい……!


〇結び〔3〕/ 三升様

 まさかあの縄で展開が分岐するとは思わなかった…

 楽そうだと思った依頼ほど厄介事に発展するの法則がばっちり体現されたシナリオ。依頼の報酬以外にも街の探索でおまけの称号やスキルが手に入るのが嬉しいです。ダンジョンは広く、またちょっとした閃きも必要であり、まさに冒険といった感じでした。ダンジョンはなるべく端から端まで探索したくなる気質だったおかげで、例の縄を拾うことができたのは幸運だったと思います。探索は時間の許す限りみっちりやるべし! ですね。

 遺跡の仕掛けや戦闘やらですっかり忘れていましたが、確かに違和感ありましたねアレ……! 時間を切り貼りする魔術とはこれまた凄まじいことです。確かに有用ではあるでしょうが、それ以上に恐ろしいことに使われる予感しかしない……命の危険を知ってか知らずかは謎ですが、どちらにしても、禁術の存在とその危険を後世へとしっかり伝えようとしたアウグストさんは偉大な人だと思います。シンプルにして王道な冒険を体験できる、ステキなシナリオでした。


〇結び〔4〕/ 烏間鈴女様

 すっぱり断たれる「終わり」より、最後まで紡がれる「結び」を望む……なるほど素敵な言葉です。たとえ辿り着く先が死の結末だとしても、志半ばの「終わり」でなく、成し遂げたい意志を貫くことができた「結び」であれば、それは本人にとって1つの幸せな結末と言えるのかもしれませんね。

 行き過ぎた正義の恐ろしさは度々語られるものであり、またディアンさんやディアムさんのような悲劇を避けるためにもそうあるべきなんだろうと思いました。全ての話を聞いた後、改めて貼り紙を見ることで「我々」と書かれた意味も理解できました。なるほどそういうことだったのか……!

 長い話を聞くも聞かぬも、依頼の結末をどんな「結び」にするかは冒険者の自由。物語の閉じ方について新たに学べたような気がする、素晴らしいシナリオでした。


〇結び〔5〕/ ている様

 ――この番組は「仮面の鑑定」の提供でお送りします――まるで意味が分からんぞ! とツッコミ必須の腹筋崩壊待ったなしシナリオ。さらにまさかのやりこみ要素アリ! 賢者の塔へ行く前にやたら念を押してきていたのはそういうことだったんですね……PCもNPCもみんなとても美味しそうに食べるのでだんだん私もおにぎりが食べたくなってきました。私のイチオシは梅おにぎりです。

 とってもシャイなあの子が何やら言い淀んでいたときは「まさかコレ割とやばい類の呪いなのでは」とヒヤヒヤしましたが、単純にお礼が言いたかっただけみたいでほっとしました。人間ver.もネズミver.もかわいいなあ~!! 連れ込みたい!!! 1回目ではおにぎり図鑑収集率1/3だったので、今度は全種類コンプリートを目指していきたいです。


〇結び〔6〕/ あだぷす様

 流石相手は世界1つを終わらせるような災厄だ……(全体束縛+沈黙+中毒+デバフその他諸々を食らいながら)

 アレは、一体何だったのでしょうか。何が起きたのか、依頼人の正体、何故冒険者が〔結ばれた〕のか、そもそも〔結ばれた〕とはどういうことか、最初の戦闘だけでは全てが謎に満ちた依頼でした。それにしても全体束縛+沈黙がエグいです(涙目)日頃主人公PCに持たせていたものの普段あまり活用する機会が無かった、束縛+沈黙解除の召喚獣付与スキルがこれでもかというほど輝いていました。主人公かっこいいぞーー!! しかし相手も召喚獣消去持ちなのでそこは女神様にお祈りしつつ。何とか倒してリューンに平穏が戻り、いろいろ気になるものは多いですが、とりあえずめでたしめでたしということで良いか……

 とか思っていたらまさかの周回要素が発覚。ヒエーーーーソロ戦闘きついーーーー!! そしてデバフと中毒がえっっぐいーーーーー!!! 流石相手は世界規模の災厄……それなりにいろいろ持ち込みましたが数ターンであえなく撃沈しました。うう……中毒がキツい……今のままでは第2形態ボスは1体も倒せそうにないので、またいろいろお店やダンジョンでスキルを探してこようと思います。うおおおーーー!! いつか倒してみせるぞーーーー!!


〇結び〔7〕/ 刻人様

 関係性クーポン対応非常に美味しいですありがとうございます!!!!!

 自分も相方もなんだか大変なことになっていたシナリオ。狂った魔術師の討伐はろくなことになりませんね!! 狂ってしまった原因の方には大いに同情しますが。廃人状態の相方の描写が性癖に刺さりまくりで幸せです……あとにゃんこが癒し。にゃんこがいるなら肉球はもふもふするもの。にゃんこかわいい。

 何も分からない状態から1つ1つ丁寧に情報を提示してくださるおかげで、ストーリーに没頭しやすく、プレイヤーにも優しい仕様だと思いました。細かな情報を結んで繋いでいく過程がスムーズで美しい……! 片想い主人公+片想われ相方ペアだったこともあり、最後に部屋で2人っきりなことに気付いた主人公の反応が可愛かったです。2人の関係性と謎に満ちた世界に引き込まれるシナリオでした。


〇結び〔8〕/ おぽんず様

 まさかの一切にぎらずとも作れちゃうという素晴らしさ。

 作品紹介での「きみとおにぎりをにぎるRPG」というジャンル分けがすでに腹筋崩壊マシンでした。PCを選んでなんか良い感じにいろいろすれば、あっという間におにぎりができちゃう。なんと一切にぎらずともできちゃうぞ!!(試した人)今のところ出来上がったおにぎりは全部違う種類で、同じPCで同じ手順を踏んでみても同じおにぎりになるとは限らないようなので、一体何種類のおにぎりがあるのか気になります。他の依頼前やちょっと休憩したいときに、ちょちょっとにぎっていきたいシナリオでした。


〇結び〔9〕/ サンガツ様

 戦闘エグいけどクーポン対応美味しい!!

 初っ端から赤字で現れた「約束だよ」の文字……アッコレはやばいやつだ(確信)。なかなか良い性格をしていそうなカボチャさん、テンション高めで可愛らしいです。しかし戦闘は可愛くないです!!!(血涙) 幸いにもスキップ可能なあたりは良心的ですが、その分本当ものすごい火力で襲いかかってきます。でも好奇心で挑みたくなっちゃうのは冒険者の性ですね!! いやー参りますわハハハハハ(白目)

 まさかの舞台に冒険者も参加できちゃう豪華仕様! いや舞台というのは語弊があるかもしれませんが。配役がイメージぴったりなPCだと没入感倍増で一層面白いです。参謀のかっこよさに召されそう。お人好し(結び〔12〕プレイ済)が光属性すぎて泣きそう。息の合った2人ペアがイケメンすぎて叫んじゃいそう。しかし大抵結末が悲劇!! カボチャ!!! 可愛いとは言いましたが!! あんたが頑張ると確実にろくなことにならないのでやめてください!!!! そしてやっぱり魔女強い……全体ダメージが痛い……でもクーポン対応美味しい……!! とりあえずエンディングを見るために少々セコい戦法で突破してしまったので、いつか真っ当に真正面から撃破できるように装備を調えたいと思います。まだできてないミッションもあるしね!! 首を長くして待ってろカボチャーーーーーーー!!!!


〇結び〔10〕/ オサールでござ~る様

 ホブゴブリンとゴブリンの集団の配置場所がゴブ洞とほぼ同じなところに感激しました!

 老年の使用人を逃がす程度の指揮能力……それは……かわいらしいな……? しかし本と本棚に憂さ晴らしとは本好きとして看過できません。覚悟されよゴブリンロード!!

 ゴブリンとお屋敷とはなかなか無い組み合わせだなーゴブリンといえば洞窟だもんなーとか思っていたら、ホブゴブリンとゴブリンの集団の配置場所がほぼ『ゴブリンの洞窟』と同じだったので感激しました。さらにお屋敷といえば『家宝の鎧』……と思っていたらリヒャルト卿の名台詞オマージュが飛び出してそちらも思わず笑ってしまいました。最後は冒険者も思わず啞然な衝撃の結末。これは飲みながら語らざるを得なさそうな、酒のツマミにぴったりなお話でした。


〇結び〔11〕/ 柳の灯様

 す、すごい子達を引き取ってしまった……剣の才を秘めたタディと、魔術の才を秘めたルヴァ。それぞれ未来のゴブリンロードとゴブリンシャーマン候補でしょうか。緊急時を除き人を襲わないようにきっちりしつけてあるようで、依頼主たるコボルトさんもしっかりした人……いえコボルトだなあと思います。

 どうしてもゴブリンやコボルトと言うと排除すべき敵といったイメージを抱きがちですが、それは多くの場合人間や冒険者を襲ってくるからであって、そうでなければ排除する必要は無いんですよね。元々の気質や争いの歴史もあるでしょうが、うまくやれば、人間と魔物が互いに争う必要のない世界にもできるかも。タディとルヴァと冒険者達の親交が、そうした世界への第1歩になり得るかもと思うと、なんだかとってもワクワクします。


〇結び〔12〕/ キア様

 こころがものすごくしんどい(白目)。

 理不尽で残酷な運命とはまさにこのこと!!!!!! お人好しさんのメンタルをとことんまで抉るシナリオ。こころがしんどい(遠い目)「出来の悪い三流作家が書いたような悲劇」というのは全くもってその通りだとは思いますが、本当にたまたまそういった悲劇が起きて、それで本気で悲しい思いをする人が現れること自体は現実においても少なくないんでしょうね……世界は厳しい。

 このような残酷且つ理不尽な悲劇を生まないようにできる方法があるとすれば、人と人との〔結び〕つきを一切なくす、といったあたりでしょうか。しかしそれは逆に、〔結び〕があれば守れたかもしれない数多のモノを切り捨てることでもあるのでしょう。〔結び〕が生み出す光と闇では、光の方が多いはずだと、私は信じたいです。ただし、今回のような闇の部分も知った以上、それを忘れて過ごすことは赦されないのだろうとも思います。PCも今回のことを忘れず背負っていく覚悟を決めました。1人では背負いきれなくなりそうですが、相方と一緒なら何とかなりそうです。私も彼らに倣っていこうと思います。こころがものすごくしんどいお話ではありましたが、お人好しPCが己の信念を決めるのに、これ以上なく相応しいシナリオでした。


結び〔13〕/ 三白々様

 世にはやばい精霊もいたもんだ(戦慄)。

 主人公があまりに躊躇なくばっさばっさと紐を切っていくので、これはやばいことになりそうだとものすごくヒヤヒヤしました。最初に選べる紐がどれを選んでも嫌な予感しかしなかったのですが、どんなキーコードにも反応しなかったので渋々左から2つ目を選択。案の定エグいことになりました!!! いやん!!! 迷っているうちに見つけた第5の道も、フレーバーだけだとまた何とも不穏でもうどうしようかと。絶対見るも無惨な死亡現場ができてしまうと思った……覚悟を決めて突っ込んでみたら、一番まともなエンドだった上にいろいろと真相も分かったので良かったです。世にはやばい精霊もいたもんだ(戦慄)。

 相方が対価を払っていない(?)理由が明確に示されないことで、いろいろ想像できて楽しいです。私のPCの場合は単純に「相方自身も精霊だったから」ではないかと思っています。相方は精霊だから相手の求める「贄」にはなり得ず、そもそも同族ならわざわざ何か捧げて貰う必要も無い……みたいな。うーん妄想が滾る滾る。妄想は滾って楽しいですが、実際この場所の近辺に住む村人にとっては何とも傍迷惑な関所と化しているのに同情します。でも黙って贄にしようとしたのは嫌ーよ!! 今後村やこの精霊を何とかするための行動が起こされたりすることはあるのか、ぜひとも続きが見てみたいシナリオでした。


〇結び〔14〕/ 黒狐ぬん様

 独特の背景&形式で最初から最後まで没入感MAXです!

 選択肢コンテントの斬新すぎる使い方を見た!! なるほど、これなら通常よりも長い文章を一度に出すことができるのか……! すごいなあ……!!“少女と話をする”というシンプルな依頼、SEも最低限しか鳴らず、柔らかな背景とBGMに引き込まれながら温かくお話ができました。セーラちゃんかわいいなあ!

 最初の紹介ではなかなか禍々しい見た目を連想させた依頼人さんですが、話してみるととてもかわいらしい方でした。ちょうどPCも死霊術師だったので親近感……! 死霊術師と聞けばなんだかんだで物々しい人という印象を抱きがちなのですが、依頼人さんはとても優しい印象でした。ちょっとカタコト気味なのもまたかわいい!! エンドロールまで演出の一環で、最初から最後まで没入感MAXです。温かくステキなシナリオでした!


〇結び〔15〕/ ソイヤ様

 メメメッタァァァァーーーーー!!!! これはプレイ前に少しでもビルダーに触れてからやりたいシナリオですね…!!

 異世界ワープに謎のループ……ときてまさかまさかのビルダー先生!!!! ビルダーに触れたことがある人ほど憶測が深くなるシナリオ……本当に初めて見ましたこんなシナリオ……! 私もビルダーでシナ作したことがあるので感動ものです。と言っても私自身全ての機能とコンテントの内容をしっかり把握している訳ではなかったので、ちょこちょこコンテントの解説が出てくるとへーそうなのかーと勉強になりました。

 割とがっつりかなり大変な状態のはずですが冒険者の皆さんの順応性が高くてすごいです。流石トラブルは日常茶飯事の冒険者だ……ときどき盛大にすごいことやらかしてるのもいましたが。

 途中のアイドル騒動でのあまりにもよく見た流れはツッコミ必須ながら実家のような安心感がありました。このパートだけで1シナリオできちゃうのでは……? あと_1のタラシっぷりがステキ。その次の幽霊屋敷での撮影会も、シリアス(?)とギャグとほのぼのが入り交じって楽しかったです。門谷お父さんが良い人すぎて泣きそう。

 最終話で明かされた飛鳥ちゃんの事情や悩みはまさに現代日本の若者あるあるといった感じで親近感がありました。この外道先輩!! 鬼!! 悪魔!! そしてバンドやろうぜ!!! フゥーー青春だーーーーー!! 全体を通してノリが良く、シリアスな問題も″冒険者″特有の勢いで乗り越えていくところがとても爽快でした。門谷家のお二人以外のNPCの皆さんもステキな方ばかりで、話が進む度に没入感が増していき、各話で登場した皆さんがステージに来てくれていたことが分かったときはうっかり泣きそうになってしまいました……弾き語りお兄さんテライケメン。そして最後に残ったコンテントはもちろんアレでした。メッタメタのメタな世界に生じたファンタジックな奇跡が織り成した、まさしくカードワースでしかできないシナリオだったと思います。本当に素晴らしいシナリオでした!


〇結び〔16〕/ ハロゲン=クラーク様

 本来人を助けるためにいる医師が、安らかな終わりを選択せざるを得なかったのだと考えると……(ブワッ。:゚(;´∩`;)゚:。)

 せっかちかわいいシュティーナちゃん!! 大切な人のために健気な姿がステキな子です。しかし持っていこうとしているものはなんだかヤバそうなものだぞ……!? シュティーナちゃんはそうだと知らない様子なので、おそらくお医者さんっぽい方が彼女に取ってくるように言ったのでしょう。お母さんっぽい方はなんだかものすごく泣いていたので……

 本来人を助けるためにいる医師が、安らかな終わりを選択せざるを得なかったのだと考えると、どれほど大変な病だったのだろうとおののいてしまいます。私は依頼の実と一緒に特効薬の素材も持っていくルートを選びましたが、冒険者の知識で医師や患者、その周りの人達の心も助けられたのだと思うと、知識は身につけて損はないものだとしみじみ感じます。最後はまさかの時を超えたお手紙で感謝の気持ちが届いてびっくり!! 村に何かしらの魔術が掛かっていたのか!? とか、時空が歪んでいたのか!? とかいろいろ考えたくなるものでありますが、あの依頼で関わった方々があれから長生きできたみたいだと思うとこちらも嬉しくなってきます。冒険者の知識で人を救えたと実感できる、ステキなシナリオでした。


〇結び〔17〕/ mahipipa様

 冒頭と敵が登場してからの温度差で風邪ひきそう。

 めちゃめちゃシリアスな依頼かと思ったらこれだよ!! 冒頭の雰囲気と相手が現れてからの雰囲気との温度差が凄まじいシナリオ。温度差で風邪ひきそう。ゴーレムっていうからどんないかつい土くれ人形みたいなのが出てくるのかと思いきや……まさかのおむすび。はい、おむすびです。見た瞬間たっぷり5秒ほど放心してしまいました。ええ、何度見ても紛うことなき立派なおむすびでございました。まるで意味が分からんぞ賢者の塔ーーーーッッ!!!!

 高レベル冒険者であればこうしたヘンテコ依頼も星の数ほど請けてきて耐性が着いているかもしれませんが、今回のシナリオは駆け出し向けということで、訳が分からずたっぷり思案しくたびれ果てている冒険者の姿を拝むことになりました。おきもち表明でのクーポン対応が多くて感激です。訳は分からないけど依頼は依頼ということで、最後は条件通り炎も氷も使わず完璧に仕事を果たしました(ドヤア)! 追加報酬リストにも約1個目玉が飛び出そうなものがありましたが、好奇心に負けてそちらを選択。連れ込み可能なおむすびのゴーレムって何なのだよ。頭を使わずサクッと楽しめる、腹筋崩壊間違いなしのシナリオでした。


〇結び〔18〕/ さとり様

 ここまでリアルラックが試されるシナリオもレアなのではないでしょうか(ゴール目前で出目に振り回されながら)

 あまりにも完璧にすごろくだコレーーーーーッッ!!!?? まさかまさかのすごろく完全再現シナリオ。すごろくなんて何年ぶりだろう……!! 元々運の要素が強いカードワースにおいても、ここまで運が試されるシナリオはそうそう無いのではないでしょうか。ゴールはぴったり出目じゃないと到達できない仕様みたいなので、一層リアルラックの女神様へのお祈りが滾りますね……

 何も無いと思うマスにもしっかりイベントが用意されていて、どのマスに行っても必ず何かが起きるのが楽しいです。騎士様かっこいいです最高。そしてなんとまだまだすごろくには続きがあるようで……!? 今後どんどんアップデートされていく予感がひしひしと感じられます。新たな盤面でサイコロを振れることを心より楽しみにしております!!


〇結び〔19〕/ かがち様

 攻略情報が無い中でギミックの法則性に気付けたときの感動が最高ですね!!

 セレンちゃんの笑顔可愛いなあ!! 別シナリオの高難度戦闘でこっぴどくやられた直後のプレイだったのでガッチガチに装備を構えて出陣。ダメージはそこまでひどくない代わりになかなか癖のあるギミック戦闘がたくさんありました。というかボスはほぼ全てギミック戦闘ですね。何度かコンティニューするまで攻略情報も無いので自力でなんとか突破口を探す必要があり、初見では閃きが要求されました。その分高ランクでクリアできたときの達成感もひとしおです。特にステージ2と5のボスが難しかった……!

 ところで最後の選択エグいですね!! 誰も巻き込まず自分達だけが滅ぶか、自分達が助かるために誰かを犠牲にするか……こんなのどちらが正解かなんて分かんないですよ……困り果てた末にOfficialEndingの方を選びましたが……あああああセレンちゃんんんん(号泣) 仲間に反対されようとも、他者のために自らの犠牲を選ぶことができるセレンちゃん……とても優しい子だったのだと実感します……ところでどうやらそのセレンちゃんが連れ込めるルートがあるとのことですが……!! まだまだ知らないルートが残っているみたいなので、またおいおいガッツリプレイしようと思います。


〇結び〔20〕/ 羽宵様

 まさに冒険者の行動が結末に直結するシナリオ!!

 うーん吸血鬼とは思えない疲弊っぷりだニルさん……いや吸血鬼にもいろいろいるのでしょうが。逝ってしまった短命さんと遺された長命さんのお話はやはり切ないですね……特に遺された側はなかなか酷です。しかしニルさんには側にいてくれる人……人? がいたのが幸いだったのだと思います。リンちゃんかわいいなあリンちゃん!! カタコトな話し方がかわいい!!

 探索順の自由度が高めで、探索順によってエンディングが分岐するのが素晴らしかったです。まさに冒険者の行動が結末に直結している……!! 初見では愚かにも探索不足で誤った犯人を指摘してしまいエンドEに行ってしまいました……本当に申し訳ありませんでしたニルさん!! 申し訳なさすぎてその後爆速でトゥルーエンドに走りました。慎重な探索大事。めっちゃ大事。トゥルーエンドはまさに冒険者にとってハッピーエンド。ニルさんの心の傷がすぐに癒える訳ではないでしょうが、今回の事件を期に少しずつ良い方に変わってくれると嬉しいなあと思います。リーダーの喝もありましたし。前半の街も後半の探索も全て楽しめる、ステキなシナリオでした。


〇結び〔22〕/ 花子さんとかの人様

 なんか……スミマセン……(土下座)。

 メリバとかバッドエンドとか美味しいですよね分かります。固有名詞の名前を見るたびどうにか笑いを堪えていましたが、メモにあった「魔導師テヘ・ペーロ」で崩れ落ちました。なんだこのどうみても何かやらかしたな感溢れるお名前は。テヘ・ペーロはインクの提供者ということで、恐らくこのインクの効力で今回の事件が起きたのでしょう。テヘペロどころじゃないですよテヘ・ペーロさん。

 しかし固有名詞のおふざけ感に反して、敵の言葉にはぐさりと来るものがたくさん。オチがありきたりすぎてつまらない……仮にも創作っぽいものをしたことがある身としてはとてもあるあるな言葉でしたが、なんか……すみません……(土下座) (2回目) 創作というものは自由なものですから、結末をハッピーにするのもバッドにするのも自由ではありますが、登場人物達のためにも、せめて自分で創作するときは少しでも希望が見出せるようにしよう、と思いました。努力はします、努力は(おい)。


〇結び〔23〕/生野菜サラダ様

 あんな違和感バリバリの空間であんなものがあればそりゃ調べますよ!!?? びっくりどっきりジャパニーズ風ホラー!!!(恐怖で自棄気味)真っ黒お目々をかっ開いた幽霊は怖いですね……いつの間に結んだのあの紐……冒険者が違和感を感じる空間で異質なモノを見つけちゃったら調べない訳がないという冒険者の性を利用した感じがなんとも巧いです。触らぬ神に祟り無しとは良く言ったものであります。 

 NPCの雰囲気がどう見てもアカンタイプだったことや、つい最近「約束」をテーマにした某戦う女の子アニメの劇場版を観たばかりだったこともあり、ゆびきりげんまんのフレーズが出た瞬間顔面蒼白ものでした。できれば二度と遭いたくない類の相手ですが、この先もずっと冒険者を続けていくのであれば、きっと遭ってしまうのだろうなと思います。だって冒険者だもの。触らぬ神に祟り無し……肝に肝に銘じておきます……!!


〇結び〔24〕/ 露子様

 探索における教養の重要性をしみじみ実感しました(ダーツのルールをググりながら)

 テンションの高い人食い神様……やばい。メリハピ教という、廃村の物々しい雰囲気と不釣り合いな宗教名を見たときはPC同様に「は???」となってしまいました。生贄に選ばれる=自分が最も幸せな人であることの証明になる……うん、確実にアカンやつの理屈です。そもそも生贄が要る時点でだいぶアレな気もしなくもない……しかし本人達曰く若い神は生贄が必要になってしまうようで。おお神よ……

 ダーツの知識が無かったのでリドルは少々苦労しました。グーグル先生がいなかったら詰んでた。探索における教養の重要性をしみじみ実感した瞬間です。ご対面した小さな神様さん達の物々しさにやばいなこの子らと思ってしまいましたが、神様故か若い故か切り替えが早くて思わず感心しました。そこは私も見習いたいところです。まだまだヒヨッコな2人の神様、今度はぜひとも生贄要らずの平和な信仰を生み出して欲しいなあと思います。


〇結び〔25〕/ 塩砂糖様

 村と街の名前がそのまんますぎて好きです!

 穏やかな森でのほっこりする探索。多少の戦闘も良いスパイスとなる、まさに冒険者の冒険といった感じでした。見るからにヤバイキノコの押し付け合いをしている犬猿コンビが可愛いです。そして村と街の名前が分かりやすい!! 良いところだ!! 精霊信仰が根付き多くの人が精霊術師を目指すヘイワナ村……精霊と聞けば一目散な自宿パーティとしては、ぜひとも一度お邪魔してみたいところです。あとまんじゅう可愛すぎる大好き。

 終盤では一瞬不穏な気配を醸し出しましたが……流石と言うかヘイワナ村、最後のオチもとても平和でした。あの温泉は元からあったのか、依頼人のおばあちゃんが生み出し遺したのか、ぜひともそちらも聞いてみたいところです。最初から最後までほのぼのできる、とても癒しなシナリオでした。


〇結び〔26〕/ 水色猫様

 帰り道でのSAN値チェック待ったなしっぷりが凄まじい。あんッッッのババ……おば…………黒衣の老婆!!!!!(精一杯オブラートに包んだ叫び)少しずつ現れる不穏な文章がひたすらSAN値を削ってきました。帰り道とか本当発狂するかと。振り返る方のルートを見る勇気は出ません……SAN値が死ぬ……

 相方のためなら一心不乱な主人公の精神力が限界まで試されるこのシナリオ、実際にあったこととするか、限りなくリアルな悪い夢とするか……どちらにしてもPC達の今後に強い影響を与えそうなのは確かです。蘇生ルートなら主人公の心の闇:病的な恋が加速することも待ったなしでしょう。2人の間の強い絆、まさに「結び」がなくてはできないシナリオでした。


〇結び〔27〕/ ラ・フランス様

 同じ顔が4人……だと……!?

 精霊との交信なら自パーティの十八番ですウオオオーーーーーー!!!! とりどみを読了し勢い込んで行ってみたら、これまたすごい事件でありました。異なる世界……謎の能力とスティグマ……繰り返される悲劇……同じ顔が4人……!! 一体何が起きているのだ……!! 繰り返されるシーンで注意深く観察していると、NPCの横に一瞬現れるカードがさっきと違っていたりして、どういう意味があるのだろうかと推測してみたりもしました。宿からの脱出劇ではなるべく確実性の高いルートをとり続けましたが、無念にも失敗。ぐう悔しい。

 最後には親父さんの顔をした4人のシーモアの企みも阻止し、運命の共鳴亭にもまた依頼が来るようになったみたいで良かったです。まあ、あんなことがあった後なので、しばらく親父さんの顔が恐ろしく見えてしまうという弊害は残ってしまいましたが笑 狂った顔の親父さんはもう勘弁だーー!!


〇結び〔28〕/ 禄山様

 最初の設定画面ですでに圧倒される……!!

 のっけから種類が豊富すぎる肩書き一覧を見て白目。すっごいですね!!? 冒険者のみならずキャラバン隊の皆さんにも肩書きがあって面白いです。個人的一推しは「兄貴風を吹かすズビー」です。途中「いつまでも新米扱いのズビー」や「自称真面目のズビー」「あんな感じのズビー」とどんどん肩書きが変わっていたのにはつい吹き出しそうになりました。あと細かな部分ですが常にBGM名を表示してくれるのが何気に嬉しいです。BGM大好きマンなので……

 金雀枝ティアーちゃんとの雑談で、前回の仮面企画シナリオに関する話題が出たときは驚きました。ああ……懐かしい……! そしてティアーちゃん可愛い……そういえば未だに宝石泥棒を荷物袋に突っ込んだままなんですよね……どうしましょうかアレ。

 ワイバーンが襲ってくるって割と一大事なはずではあるのですが、まさかの岩石ホームラン大会!! いやー楽しいなあーー!! それに今回の依頼はウィアキャラバンの皆さんもフレンドリーでとっても楽しいなあーーー!! このまま最後まで楽しく完遂できたらいいなあーーーー!!!

 ……とか思ってたらまさかまさかのまっさかのです。えええええ……しんどい……ウィアキャラバンの皆さんも辛そうですが、そんなしんどい状況でもしっかり仕事を継続できるのは素直に逞しいなと思います……しかしそれ故に狂った集団とも言える……そして全員が全員感情を抜きにして組織の意志を貫ける出来るわけでもない……なるほどなあ……。

 最後のリーダーの言葉はとても重みを感じるものでした。レベル7~10というかなりの高みへ登り詰めたパーティのリーダーだからこそ、そこに辿り着くまでの苦労や経験もあり、強い意志をもった言葉が紡げるのだろうと思います。ああ……リーダーかっこいい……!! 実にいろいろなことがありましたが、最後には冒険者もウィアキャラバンもいろいろなものを「結ぶ」ことができて良かったです。今後のウィアキャラバンの皆さんの活躍に期待しています!